家庭・壁面スイッチの操作性改善・交換

WallSwitch Blog

今付いているスイッチ、特に3路スイッチの使い勝手が悪いと気になった人へ
スイッチを交換する事でその悩み解決できますよ、という提案です

建売などで標準で装備されている壁面スイッチなどは、基本的にコスト優先で選択されている事が多い
そのため使い勝手が置いておかれている事は多々あるのでそちらの改善

※このスイッチなどは屋内工作物に該当するので電気工事士の資格が必要となります
(筆者、資格持ち) 資格所有者での実施、または知人・友人・親戚などの資格所有者にお願いして
作業をお願いします

ちょっとした日常の不満

現在住住居に設置されていたのか下記のタイプ、JIMBO製のスイッチ

ただのON-OFFの場合は良いのですが

JIMBO製スイッチ

こちらにて、3路と呼ばれる操作をするとき どちらにスイッチを動かせば点灯・消灯するのは時の運
さらにこの場合は

JIMBO裏面・アップ

特にこのタイプ、この例では左 片切(番号が1・2だけ)
右 3路(同じく1・2・3と存在する)というようになります
3路とは 廊下や大きな部屋に多い 入口・出口など距離の離れた両方から
電灯を入り切り出来るタイプなのですが、コレと片切りを一緒に並べると

たとえば
上:右を押してON(点灯)
下:左を押してON(点灯)というように、左右動作が逆になる事が結構発生します
単純に可能性は半分ですから

なら、どうすばいい?(対応)

昔は電設機材各社、ドコ選んでも、もうどうしようもないという時期が長かったです
ただ、最近では松下電工がコスモシリーズ・ワイド21という商品を発売。
こちらは電気工事専門店だけでなく、ホームセンターでも展開しています

パナソニック・コスモワイド21配線器具・メーカーサイト

一般的なスイッチ、上記で付いていたJIMBO製や東芝製 Wide-iや
松下パナソニックのフルカラーは、右を押す、左を押すという操作
一般的にシーソー式と呼ばれるています

しかし、このコスモシリーズ・ワイド21はプッシュ式。
右を押す、この1操作だけになります(左は支点なので押せません)

片切りなら、どちらでも操作性は大して変わりません。
「なにかすら押せば 点く・消える」
しかし、これに3路が混ざると操作性は非常に変わってきます
たとえば、カウンター(方切り)とリビング(3路)の電灯が点いている、両方消したい時に

シーソー式(運の悪い時、半々の確率)の場合
・カウンターの電灯を消す(左押し)
・リビングの電灯を消す(右押し)
と操作が逆になる時が半々で存在します。
(おまけ)筆者宅には3連スイッチでこの組み合わせという場所がありました
日々設計者を恨むレベル

プッシュ式(コスモシリーズ・ワイド21)の場合
・何も考えずに上下ボタンの「右」を押す
3路スイッチの相方は考えなくても良いです

この操作性の良さは日々の暮らしに大きな影響を与えるでしょう

部品を選ぶ・購入する

商品はホームセンターで簡単に入手できます、逆にJIMBOやTOSHIBA製のほうが入手困難です
見た目で間違える事はないと思いますが、同じくホームセンターで1クラス安く売っている
パナソニック製の「フルカラー・シリーズ」は旧来のシーソー式ですので解決にならないので
ご注意願います

ホームセンターではこのような形でパック詰めで販売されています
このタイプで、自分の部屋状況にあった組みあわせの物を入手してください

セット物、パック物で良い組み合わせが無い場合でも
スイッチ・ハンドル・取り付け枠・プレートで単体の組み合わせを作り上げる事は簡単・一般的です

メーカーサイトより

取り付け・施工

慣れている人からすると、施工という程でもありません。
プレートの取り付け穴は既に規格として統一されているので、JIMBO製のスイッチユニットから
パナソニック製に交換するのは何の問題もなし

施工事例

作業は昼推奨で、該当するところのブレーカー切って
電気工事用の結構硬い電線(VVFケーブルと言います)を取り外して
新しいパナソニック製のスイッチに付け直して、ブレーカー戻して、動作チェックして
問題なければネジ締めて、フタをして完了

施工後画像

このように取り換え完了となります
慣れた人(一般的な資格持ち)で5分程度の作業になります
なお筆者的には、3路が混ざっている所はこの作業を行う価値があるかと思います。
実際、現在の住居でも片切りの所はJIMBO製、3路はパナソニック製が混在していますが
意外と混乱しないものです

アイキャッチ画像 フリー素材 unsplash.com

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