とある冬の日、走行はじめてすぐに「CHECK ENGINE」の警告点灯
嫌な予感がしたので一旦止まってキー切って再始動しても直らない。
走った感じは特に変化を感じない=センサー類かな?という事で戻り次第確認と作業を行ってみた記録となります
エラー内容
・CHECK ENGINEのオレンジランプ表示
・再始動でも消えない
・特に大きな変化は感じない
OBD(On Board Diag)を接続して確認
エラー状態を読み出すにはOn Borad Diagというツール・機材が必要となります
こちらは、このような物になります
アマゾンのリンクです
故障診断機 ELM327 OBD2スキャンツール
BLUETOOTH v1.5 自動車 診断機 日本語マニュアル 設置簡単
車両のECU情報をアプリでチェック
*iPhoneは対応できません
車体とはOBD2で接続Bluetoohでスマホやタブレットに接続して、車体からの情報やエラーが引き出せます
記載にもあるとおり、このテの機器はiPhoneと相性が悪いのでAndroidタブレットを用意しました
バモスの場合OBD2コネクタは助手席、足元、センターコンソール側にあります
今回使用したアプリはこちら
CAR SCANNSER ELM OBD2のフリー版です
今回使用する内容、エラーの読み出しと
エラーのクリア・確認はこちらのフリー版で十分です
ソフトの設定を済ませて起動した直後のエラー表示は下記の通りとなります
はい、題名の通り Air/Fuel Raito Sensor(1) Heater System Electical Problm
との事です、通称で言うA/Fセンサーのヒーター断線との事です
そうと判れば部品の発注です
DENSO製(と記載がある)O2センサーです
純正もだいたいデンソーやNGK、ボッシュなどのメーカーより仕入れているので
この辺りのメーカー品を使えば初期不良の心配は少ないでしょう
メーカー純正が概ね15,000円、デンソー製5500円、互換品2,500円の辺りでした
取り外し
社内のエンジンのハッチを開けて
インマニの左上に〇をしているコネクターが今回交換するO2センサーのコネクタとなります
コネクタは固定用の金具がついており、こちらでインマニに固定してあるので、あらかじめ外しておく必要があります。
またコネクタはツメで留まっているので取り外し時は注意が必要です
なお、バモスの場合はコネクタが大きいためにメガネレンチ22mmの間は通す事ができなかったので
オープンの工具、スパナやモンキー、または専用の工具のどちらかでの作業となります
一般的なO2センサーの2面幅は22mm(22mmの工具が必要)です、今回のバモスも22mmのスパナで大丈夫でした
センサー規定の締め付けトルクは40N・m(約4kg・m)と余り強くは締めていないので、作業スペースが大丈夫ならばこのようなスパナなどの2面工具でも十分に外せます、外れなければ非常事態。
一旦緩めばあとは手で十分に外せます(外せるはずです、外せなければ以下同文)
今回は外すので棒で叩いておりますが、センサーは精密品・割れ物なので取り付け時に叩いて衝撃を加えるのはヤメましょう
40N・mのイメージはホイールナット締め付けトルクの半分以下、1/3くらいと思って貰えれば良いです
新旧部品比較
外したセンサーの比較がこちらになります
今から取り付けとなりますが、新品のセンサーのネジ部には同梱されていた銅グリスをたっぷりと塗っておいてください
車で最も高温になるところに付く部品ですので、この防喰処理を忘れるとまず間違いなく次回の取り外しができなくなります
もし購入したセンサーのネジ部にグリス的な物が塗布済でない、または防食の銅グリスが付属していないなら
一旦作業を中断して「焼き付き防止グリス」を入手してください
あとは元に戻すだけとなります
写真は左:上から見た図 右:下から見た図となります
作業後確認
組み立てを終わって、最初診断に使用した CAR SCANNSER ELM OBD2 を起動して
エラーの消去を行ってエンジン始動、ある程度アイドリングを続けて安定を見た後にエラースキャンを掛けても上記の通りエラーなしが戻ってきます
これにて今回の作業は終了です。
掛かった費用と時間
故障診断機 ELM327 OBD2スキャンツール 1389円
診断ソフトCAR SCANNSER ELM OBD2 フリー(0円)
DENSO O2センサー 36531-PFE-N03 5500円
作業時間:写真撮り・試行錯誤を含めて90分、慣れれば45分
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