パネルだけでは直流しか生成しないので、そのままでは電力として使用できません
そのために電力変換装置として、マイクロインバータの手配・取り付けを実施
太陽光を電力に
今回の太陽光パネルでは、出力が定格32V程度の直流となります。
そのままでは使い勝手が悪いというより使用できないので何かしらの変換を行います
電力変換の機器
何に使用するかにより、おおまかにこの3点の方法があります
直流のままバッテリーに充電→充電コンバータ
商用交流(コンセントに流れている電力)と太陽光の直流、更に蓄電池まで統合する ハイブリッド・インバータ
そして今回使用するのは、上記の中間的存在であるマイクロインバータです
マイクロインバータについて
太陽光パネルの直流電力を、交流電力に変換する機器となります。
電圧や周波数(タイミング)などは元の商用電源に頼る事により最小限の機能としていますため
蓄電池への充電機能・充電制御やタイミングや電圧を商用電源に依存しているため停電時の自律運転はできない簡易的な存在になります
→その分、システムがシンプルになる
手配・入手
太陽光の機器に関しては、やはり中国が一番豊富なので(恒例の)Aliexpressによる手配をしました
今回は初回ともあり、稼働状況が外から見える物=Netwrork対応の物を選択しました
出力300W対応、ネットワーク対応、電力側も85~263V/50&60Hz対応と日本で使用するには十分な代物です
そしてWifi(Moblie APP)対応品を選択しました
※注意
一般的には「多数の」マイクロインバータを同時監視するために
インバータ→監視用周波数帯(今回は433Mhz)→監視周波数の受信機→WiFi(2.4Ghz)変換となるのですが
今回は1機のみなのでインバータ→WiFiと直接見れる物を選択しました、このお陰で少々高価
なお、今回のネットワークによる監視機能が不要ならば電力変換の機械だけなら、およそ半額で手にはいります
製品の到着
物としては、幅・高さが約16cm厚みは約4cmの銀色の箱です
こちらの、太陽光パネル接続(+)コネクター、同パネル接続(-)コネクターと商用AC出力コネクター
あとはWiFi用のアンテナ端子があります
結線・接続
実質行う電気工事的な作業は、付属のAC Plugケーブルにコンセント(オス)を取り付けるだけです
説明にはL1/L2やL-Nなどの記載はありますが、日本で交流(AC100V)のため青・茶の場所や順序は気にする必要ありません
アース線の緑/黄だけはコンセント・プラグの電極に接続しないように気をつけてください
他はコネクターを取り付けて、アンテナを取り付けてという作業だけになります
ソフトウエアの設定
今回のMicro Inverterはスマホより管理が可能という事なので、スマホアプリを準備します
今回の製品の場合は下記のCloudInteligenceというアプリが対応となっています
こちらをインストールすると、下記のアイコンが発生しますので起動してください
作業前の注意点:本マイクロインバータの電力は商用線(AC100V)からでは「なく」太陽光パネルより取得しているので
この作業実行時は周りが明るくなってから行ってください
また入力ケーブルをつないだ状況で行ってください
あとは記載に従ってアカウントの作成
ログイン→国の選択(日本)→メールアドレスを入力
アカウントへのパスワード設定(OK)→ホーム管理画面(OK)→デバイスの位置情報許可(OK)
Microインバータ自体を認識させるために、カメラでインバータに貼っているQRコードを読み取り
そしてWiFi接続させるために、SSIDとパスワードの入力、なお2.4Ghz帯(IEEE 802.11b/g)のみ対応です、ご注意ください
デバイスが追加されれば作業は完了となります
このインバータの電源は太陽光パネルより受けていますので、パネル未接続の状況では設定できません
また起動しても、まずはシステムが電力を消費しますのでスタータスのLEDが正常(青点灯または青点滅)でも「出力ゼロ」の表示になることが十分考えられます
上記理由により、夜間には「マイクロインバータがオフラインです」との表示と共に設定などがおこなえなくなります
設定は以上となりますが、我が家の場合の発電はこんな感じです
朝7時頃にMicroInverterとしてオンライン、しかしほぼ発電なし
朝10時辺りより発電が開始される
昼14時辺りが発電のピーク
夕方17時頃に発電量はほぼなし
夕方18時にはMicroInverterとしてもオフライン
だいたい、この辺りの動作になっているかと思われます
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