【序文】こちらの内容は工房長の方も未検証の内容で、そして回避手段であり解決手段ではありません
特にこのエラー920/930は中和器の寿命全うなので、専門家の修理交換を強く推奨いたします
エラー920/930について
上記に記載しました通り、エラー920/930は中和器の寿命と判断された時点で発生するコードです
熱量(ガス流量)と運転時間によって減算しているとの事で、一説では100GJ(ギガ・ジュール)辺りで寿命と判断とも言われています
※正式には非公開
本器では、風呂熱量10kw、給湯熱量約37kwとの事なので 概ね運転時間2000時間程度で100GJに達するでしょう
この計算寿命の90%時に表示されるのが、エラー920(リセット・継続使用可能)、そして寿命完遂時に表示されるのがエラー930(復帰不能)となります
対応
上記の通りエラー930が表示されると、基本的には復帰不能・使用不能となるのですが
今回のエラー290対応時に見つけた物があり
本体カバーを開けて左下に謎の銀袋があり、そこに何か説明書類のような物がありました
こちらの書類がアイキャッチ画像の書類となります
関係のある所のみ拡大図を載せます
設定書類の内容
このように、エラー番号920は中和器の寿命予告、エラー番号930は中和器の寿命・機器停止との記載があります
設定の方法
こちらの書類によると、中和器の設定は40番との事です
設定モードに入る方法としては
(1)電源投入10分以内に運転スイッチを「切」の状態で「ふろ自動」スイッチ2秒以上押す
(2)給湯器温度設定部に「設定項目番号」が点滅表示される、「設定値(選択値)」は時計表示部に表示される
(3)設定内容の変更は「ふろ自動」スイッチを押して設定値を点滅させて
「給湯温度」設定スイッチの「▲」「▼」を押して設定値を変更する
(4)「運転」スイッチを押した場合、もしくはスイッチ未操作60秒で設定モードは解除される
との事です。
そのため、エラー930にて全く稼働しなくなった場合は
設定項目番号「40」番 設定値「ON」を設定すれば一時的にエラー解除(回避)が可能と考えられます
最後に
この内容は、給湯器毎に内容が異なります、更に製造時期(機器のファームウェア)などで使用できない場合もあり
更に使用出来てもインターロック(リミッター)を回避するだけの行為ですので、早急に正規技術者・正規パーツでの対応をお勧めします
コメント